- 前文
竹富町の北端に位置する鳰の浮き巣と謳われ、琉球古典音楽の中でも一際格調高い鳩間中森で名高い島が私たちの鳩間島である。
この島は美しい自然に溢れ、神の御加護を受け自然の恵みに畏敬と感謝の日々を生きてきた。この島は伝統芸能を生み、人々の生活に豊潤な支えを与え続けてきた。
この島は子供たちの将来を考え、やむを得なく島を離れざるをえなくなった。
過疎の波に翻弄され、学校存続に島人が東奔西走し厳しい選択の中で、人々が苦しみ葛藤してきた島である。島に生きる人々が自然と歴史に立脚した島の価値と役割を、正しく見据え今後島をどのように活かすかが、島に暮らす者の使命である。
そして今、島を離れた人々がふるさとの重みを、どのように捉えるか、心のより所をどう求めるか、改めてこの島の存在がなんたるかを問う時である。
私たちのふるさとを、未来永劫に残していくためのこの亀鑑は、鳩間島に係わる全ての人々が守るべき原則とする。私たちはこの島に誇りと夢を持ち、今後変わらぬ古里への思いを共有し、この島の豊かな自然と特有の伝統文化を継承し残すよう努め、更なる島の振興を誓い、次のことを目標としここに鳩間島憲章を定めます。
- 条文
- 私たちは、島の歴史と伝統文化を継承しその価値を損なうことのない島造りを進めます。
- 私たちは、島の美しい自然環境の恵みを重んじ保全に努めます。
- 私たちは、島のきまりを守り秩序ある島の生活環境を堅持します。
- 私たちは、教養を高め人との和を重んじ子弟の教育に努めます。
- 私たちは、島の特性をいかし地場産業の活性化に努めます。
|
|